《MUMEI》

謎の声『力が欲しいのならば――』


湯川専務「――くれてやるッッ!!」


サタン「ッッ!!?」


それは、メガネをかけた、見知らぬ中年の男だった。


サタン「あ、あんたは……?」


湯川専務「そんな事は大した問題ではない!」


ピシャリ、と男は言いはなつ。


その姿はあまりに熱気に溢れ、何処までも力強い。


サタンは思わず言葉を失う。

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