《MUMEI》

「い〜からもう観念して四つ這いになろうね」
「あ゛う゛〜…」
なんだかんだ言いながらも聖ちゃんはエッチだ。もそもそ起き上がって四つ這いになるとツンとオシリを上げた。
ちゃんと閉じた入り口からのコードが尻尾みたいで可愛い…。
指先で摘んでクイクイ引っ張ると音にならない吐息を漏らしそれに答えてくれる。
入り口の締め付けでちょっとやそっとじゃローターは出ない。
「そんなに締め付けて…、これそんなにおいしいのかな?」
「――っ、……ん…、違う、ん〜……」

真っ白い尻がプルプル揺れ出す。
振動与えてないうちからもう感じてるし…、見られてるだけでこうなんて、俺ってばすっかり聖ちゃんの事エッチな躰にしてしまったみたいだ。
コードの先のリモコン掴んで電源を入れる。次の反応想像しただけで頭ん中パンクしそう。
生唾飲んでスライドに親指を乗せて…

「♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」
「う゛あ〜!!」
「聖ちゃん!!」
鳴ったのはローターじゃなくて部屋の電話。そしてこの音はコンビニからの発信音。
ローターのリモコンプラプラ下げたまま聖ちゃんはソファ脇のチエストにある電話を慌てて取った。
「はぁ…、どうしたの?――――」
相手は聖ちゃんのお袋さん以外いない。
俺もベッドから降りて聖ちゃんの後ろで膝立ちになる。
「―――え?日高が?―――……
分かった」
聖ちゃんは受話器を戻した。
そして…
「今日高部屋に来る!急ご!服着なきゃ!!」

「マジで?―――なんで?」

「知るかよ!ちょっと、早く!!」

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