《MUMEI》
どうみてもそこらへんの…、いやちょっとブさな女が制服を脱ぎだした。
スタイルだけはよさげだけどわざわざ喋りたくもないタイプ。
日高はいい乳してんな〜とか言いながらビールぐいぐい飲んでいる。
すると俺は聖ちゃんに袖をグイッと引っ張られ、口元に耳を寄せられて
「キッチン…、一緒に来て…、俺…立てない…
はぁ…、ローター…
取って……」
ボソボソ言いながら合間に甘い吐息が混じっていて…、ズクンと俺の股間に甘い痺れが走る。
「―――そうだね、まずいもんね？」
うんうんって言葉の代わりに聖ちゃんは頭を上下に動かす。
エロビの灯りの中、うるんだ、欲情した聖ちゃんの目が最高にヤバくて…。
腰に回した手に力を入れると俺の腰に腕を回してきた。

……―――


――――意地悪開始


するりとポケットに手を差し入れ、電源入りっぱなしな筈のリモコンのスライドに親指をかけ、少しだけ動かす。
「あは〜あ！！」
「な！なんだあ？？」日高はびっくりして俺達の方を向いた。
聖ちゃんはぐいんとのけぞった後、慌てて俺にしがみついてきた。
「だ…、はぁあん、あ〜ん…―――はぁ、はぁ、ダメ、ぁっ、ぁっ、」
膝立ちで俺にしがみつき直し、頬に頬を擦り寄せてくる。
「日高いるんだぞ？ダメだよ盛っちゃ」
「だって！も…、イッちゃう！ぁあっ、はぁあ、貢っ、ダメえ〜！」
俺にきつくしがみついたままブルブルと全身を震わせたかと思うと……、がくんと後ろにひっくり返りそうになり慌てて背中を支える。
「ヒッ、―――ひぁ…、やぁー…、あ〜ん」

前へ |次へ
作品目次へ
ｹｰﾀｲ小説検索へ
新規作家登録へ
ｹｰﾀｲ小説ｻｲﾄ!
(C)無銘文庫