《MUMEI》
ヤキモチ?
いっくんが、逃げた先に…ディビーがいた。

「ディビー、助けて。チカン、チカン。」

おにーちゃんを 指差し叫ぶ、いっくん。


「なに〜〜!?」


「チカンが、いっくんなんか 襲うもんか!」叫ぶ おにーちゃん。


「ああ、こないだの大学生だネ。なんで、いっくんを 苛めるの?」


「それは、こっちが聞きたい。おい、いっくん! おいらが、いっくんに 何したってのサ!?」


「嫌がる勉強、無理強いした!」


いっくんの言葉に、「え?」驚く ディビー。


「そんなこっちゃないだろ!? 昨日、大通りで会った時も、変だったじゃないか!」


「あん時は、おにーちゃんが、大学生の大年増女達と、仲良くしてまからよ!!」


いっくんの言葉に、「へっ!?」 またまた、驚くディビー。


…ヤキモチ 焼いてくれたって言うの…?
……いっくんが?


いやいや、これはまだガキの独占欲だけに、過ぎないのかもしれない……

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