《MUMEI》
遠征
次に俺が峠に向かったのは2週間後の土曜日だった。

今回はバトルに備え、革パンツにライダーズジャケット。と、万全の装備で向かった。

峠に着いたのは11時を過ぎていた。

上って行くと、数台のバイクとすれ違う。
その中に『あいつ』の姿が見えた。

俺を見ると、すぐにUターンしたのだろう。
展望台の手前で、俺の背後にピタリと張り付いた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫