|
《MUMEI》 私が家賃を払っている私の部屋。 なのに私がホテルに泊まり、サトルが幼なじみと私の部屋でお泊りなんて… 幼なじみが男性だとわかっていても腑に落ちない。 ……ホテルは部屋が乾燥してるからあまり好きではない。 身長155センチの私が、少しでも大人に見られたくてメイク本を読みふけった日々を思い出した。 たくさん読んだメイク本の中に「ホテルは要注意」と書いてあったな。。 テレビをなにげに見ていた。 顔がつっぱる。 いけない！保湿クリームを持って来なかった。 私はすでにシャワーを浴びてメイクも落とし、テレビを楽しんでいた。 どうしよう… 私の顔がカサカサになったらサトルのせいとも言えるな。 そんな責任のなすりつけあいは無意味だな… とにかく今は応急処置でいい。 私は、この4畳程度の201号室の中に、なんでもいいから油分を捜し始めた。 続く） 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |