《MUMEI》

「さあ、此処で弱音吐く訳ないよな?」

まだまだ、これからだ。








「 ア アッ  アァ、 おとやぁ……」

自らの精液に塗れ喉は掠れ、疲労を見せても尚、是清は俺を締め付けるのは止めない。
恐らく、もう是清の出せる分は残って無いだろう。

「ヤらしい尻……注れられるのそんなにスキか?!」

尾骨がブチ当たるまで腰を入れた。


「――――ンンッ……」

振動は喉奥まで伝わるらしい。内襞が纏わり付く。

もう少し可愛がってやろうとしたが、是清のぐったりした顔を見ていると大人しく吐精することにした。



「……ふ、 ヤッ、ヤだ!」

抜いてやろうと離れようとしたら是清が手首を捕まえる。

「離せ。」


「離したら、終わりになっちゃう。」

もうヘロヘロのくせに、 よく言う。

「いいから、死にたいか?」


「乙矢と二度と逢えないなら死んだ方がマシ。」


「…………は?」

なんでそういう流れになっている?

「愛想尽かして、気が済むまで犯して飽きてポイだ。俺の事なんか便所くらいの価値しかないんだろ。」

本気で言っているようだ。
……どういう価値観しているんだ?!

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