《MUMEI》
〈第十三話〉逢いたくて…2だぽ
「おい、おいだぽ」


私は 夢の中で、懐かしい声を 聞いた。


「おい〜起きるんだぽ!」


「う〜ん、くまくん、もう少し…って…、はいっ?」


目覚めた 私の 目の前には…ぬいぐるみのくま。


「元気だったぽ?」


…いやいや、それは こっちのセリフ。


「びっくりしたぁ〜。どうしたの?」


相変わらず、世話しなく動く くまくんに 聞く。


「取り合えず、お茶でも 飲むっぽ。」


私は、笑って お茶を淹れた(笑)

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