《MUMEI》
謎の蝶子さん
「グッ!」


俊彦さんは精神的にダメージを受けた。


「しかも、三人全員に」


相田先生は更に追い討ちをかけた。


「仕方ないじゃないか。あいつら俺に似て、美脚大好き・蝶子ラブなんだから!
いっつもいいとこで邪魔するし…」


「はいはい。でも、蝶子さんが一番好きなのは俊彦さんなんでしょ?」


「そうそう!こないだも可愛く鳴いてくれたし…」


バシッ!


「下ネタ禁止」


相田先生は俊彦さんの背中を叩いた。


「了解」


そして、少し冷静になった俊彦さんは、再び高山を連れていった。


この時、皆の頭には


『蝶子さんてどんな人?』

という妄想が広がっていた。


「先生、何で台本にいないんですか?」


蝶子さんの名前を出すと、俊彦さんが来てしまうので、部員はあえて省略した。

「あぁ、この時はいなかったから」


相田先生も省略して説明した。


「さ、今日は変更した分もやるからね!
頑張りましょう!」


そして、新しい台本に合わせて、俺達は練習を行った。


ただし、俺の見た目はまだ改造されていなかった。


そして、日が暮れる頃には高山はだいぶマシになっていた

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫