《MUMEI》
下ネタ全開
二日目終了後。


「じゃあ、また明日」


ご機嫌な俊彦さんは蝶子さんを連れて、どこかに消えた。


子供を実家に預けてきた二人が、夜どこで何をするかは、全員が想像できていた。


男子だけの部屋では、その話題で持ちきりだった。


「蝶子さんて、可愛い系で小さめだけど…あんなデカイの大丈夫なんだな」


「お、前。何想像してんだよ」


(多分、お前と同じだよ)


守にツッコミを入れた拓磨はニヤニヤしていた。


「なぁ、SEXって気持ちいいのか?」


「「何だよ、急に」」


守に質問されたのは、真司と『和馬』役の部員だった。


「だって、お前らモテるし」


「じゃあ、高山さんはどうなんだよ」


「え?、お、俺?」


「高山さんは、…なぁ?」

「うん」


皆、この数日で気付いていた。


高山が、希先輩一筋で、意外とヘタレな事に。


「あと、祐也とか」


「は?」


(俺までふるか?)


真司は自分自身のネタは嫌いらしく、話題をそらそうと必死だった。


「祐也は…何か、そういうの想像出来ない」


「何だよそれ?」


多分回数だけなら俺は誰よりも多いはずだから、俺は思わず苦笑してしまった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫