《MUMEI》 下ネタ全開二日目終了後。 「じゃあ、また明日」 ご機嫌な俊彦さんは蝶子さんを連れて、どこかに消えた。 子供を実家に預けてきた二人が、夜どこで何をするかは、全員が想像できていた。 男子だけの部屋では、その話題で持ちきりだった。 「蝶子さんて、可愛い系で小さめだけど…あんなデカイの大丈夫なんだな」 「お、前。何想像してんだよ」 (多分、お前と同じだよ) 守にツッコミを入れた拓磨はニヤニヤしていた。 「なぁ、SEXって気持ちいいのか?」 「「何だよ、急に」」 守に質問されたのは、真司と『和馬』役の部員だった。 「だって、お前らモテるし」 「じゃあ、高山さんはどうなんだよ」 「え?、お、俺?」 「高山さんは、…なぁ?」 「うん」 皆、この数日で気付いていた。 高山が、希先輩一筋で、意外とヘタレな事に。 「あと、祐也とか」 「は?」 (俺までふるか?) 真司は自分自身のネタは嫌いらしく、話題をそらそうと必死だった。 「祐也は…何か、そういうの想像出来ない」 「何だよそれ?」 多分回数だけなら俺は誰よりも多いはずだから、俺は思わず苦笑してしまった。 前へ |次へ |
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