《MUMEI》

「「シマルッ!!」」
聖ちゃんの全身が硬直しビクビクと痙攣した。
日高とハモってしまったのは気に入らないが同士に三人で果てた。



ズルズルと二人聖ちゃんから出ていき、失神している聖ちゃんを仰向けにした。

すると口元から飲み込まれなかった日高の精液が溢れて顎から鎖骨までを濡らし、股間は聖ちゃんの精液でグチョグチョで濡れぼそりながら腹まで濡らしている。
唸るローターをそっと抜くと、軽く開きっぱなしの穴からローションやら精液がだらだらと溢れ流れだし、しかし小刻みに震えながらゆっくりと閉じていった。

「――もうつまんねーエロビ持ってくんなよ」
「――はあ…、持ってくるもなにも、もう見れねーよ…、リアルはエロ過ぎだで」
ティッシュ床から拾いあげて日高に渡すと、はっとしたように俺に背中を向け、粗末なモノを拭きだした。
「――しまったよな…、クソ、もっと早く佐伯の魅力に気がつけば俺がモノにしたのに」
「――ムリだろ、聖ちゃんのGスポットは日高のちんコじゃ届かないからな、――聖ちゃんのGこの辺りだから聖ちゃん本人の指でも届かない」
俺の中指の下の方を指差しながら日高に見せる。振り向きながら見ていた日高は、はぁとため息をつきながら再び前を向きうなだれた。
「――オマエの指俺のより長え…」

日高はモソモソ着替えだし帰って行った。
次また三人でするかって聞いたけど、イイって言っていた。
男としての自信へしおっちゃったかな、まあこれで二度と手はだして来ないだろう。
聖ちゃんにフェラして貰った思い出抱えながら一生オナニーしているがいい。




「――ん…」
「大丈夫?」
「―――バカあ!」
目覚めた途端俺にきつくしがみつきながら聖ちゃんは泣きだした。
俺は背中を優しく擦りながら耳元にそっと囁く。

「聖が一番可愛い、
愛してる」
「ずるい…、怒れないじゃんかよ〜」

ごめんねと甘いキスを繰り返し、今日も一日が終わる。
今日は新婚家庭の中に少しだけハプニングが起こって、楽しいセックスが出来た!

明日はまだ他にも買ってしまったアレを試そうと思いながら俺は眠りについた。




END

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