《MUMEI》

「人の生き血を好むからと理由でなぜ化け物扱いなんですか?

我々人も殺した牛、豚、鳥を喜んで食べていますよ。魚なんか生で食べることもありますよ。」


瑠姫麗はキっと勳羅を睨みつけ、左腕をさすった。


「お前は牛などの食料を私たち人間と同類に見るのか?それは可笑しな考えだな。」


「別に同類で見ていません。ただ食料として生まれてきたとしても、ここに生を持って降りたったのは我々人間と同じ、


どんな死が待っていようと私は食料とは考えず人と同じと考えます、それが吸血鬼でもあっても。」

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