《MUMEI》 聖龍ボール。 クロは指示通り、 センター堀内に付く。 「マンツーだ!!」 観客席に座る赤高の選手たちは、 自分たちが見せたマンツーを、 クロが実戦することに、 注意がいく。 (なるほど… 俺をセットから追い出したいのか… けど、甘いね。 彼にスピードがあるのは認めるけど、 ハンズアップも出来てないような選手が抑えに来るなんて…) ハンズアップ。 その名の通りディフェンスが手を上げる基本動作。 そのハンズアップをやろうとしないクロを、 ヤマトは不思議に思う。 (…? クロ、 腰落としてんのに手上げてない…) いつもはハンズアップを行うクロが、 マンツーでハンズアップを行わない等考えられなかった。 (…クロ?) ヤマトは、 いち早くクロの異変に気付く。 (お前まさか…) 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |