《MUMEI》

「すべての半吸血鬼が危険とは限りませんよ。綺嘉は人間の遺伝子を多く受け継いでいると思いますよ。」


「人間の遺伝子を多く受け継いでいるとしても、吸血鬼の遺伝子を受けているのも確か、いつ暴れ出すかは分からないぞ。

吸血鬼という者は、あることがきっかけで暴れ出すことが多いからな。」


「あなは何故そこまで吸血鬼を憎むんですか?」


瑠姫麗はグラスを取ろうとしたが止め、視線を左腕へと変えた。

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