《MUMEI》

「その時、父から受けたものだ。」


左肩下から手首まで、深い傷が3本あった。

その傷は酷い火傷をしたように痛々しく残っていた。


勳羅はその傷に目を離せなくてなってしまった。


「傷を受けた私は重傷だっため気を失った。だがその方が良かった、父が死ぬところを見なくてすんだから。

最後の父の気遣いだったかもしれないな。」


すると瑠姫麗の目から涙が溢れた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫