《MUMEI》

勳羅は無言で、ハンカチを瑠姫麗に渡した。


「すまんな。」


瑠姫麗は優しく涙を拭いた。


「であなたが吸血鬼を恨む理由は?」


「そう急ぐな。これから話す。」


瑠姫麗は涙を拭き取ると勳羅にハンカチを返した。


「別に洗わなくて良いだろ?」


「はい。」


勳羅はハンカチをポケットの中にしまった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫