《MUMEI》

「そして子供は…。」


「気絶している所、私が見つけ保護した。」


「あぁ。私は父、仲間を吸血鬼にし死に追い込んだ白髪の吸血鬼が許せない。

いや全ての吸血鬼が許せない。


血に餓える鬼…化け物、吸血鬼という化け物がいるから協会が出来た。

吸血鬼さえいなければ父はこの仕事につくことはなかった。

この世からいなくなって当然だ、私は一生吸血鬼を恨み続ける。」


瑠姫麗は興奮しながら間を空けず一気に言った。


少し息が弾んでいた。

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