《MUMEI》 PRINCE OF CROW THATDEGINS TO MOVEそれはある冬の、 夕方の学校帰りの帰宅部女子高生達。 その女子高生は… 『ひゃぁーっ。寒いっ』 『今日のテスト、しんどかったねーっ』 『ほぉんとっだよっ…痛っ…』 『きゃあ!大丈夫!?』 『う、ん!大丈夫…体育のケガが…ちょと…血が、ね』 『絆創膏あるよ!?ホラ…』 シュンッ…! カァー…カァー… …と、カラスが女子高生の前を過ぎる。 『ひゃ…何、何!?カラス!?顔になんかかけられたっ…』 『どうしたの?みっ………き…?』 『ん?』ペチャ 『みき!!顔っ…顔ぉ!!!』 『顔ぉ?あ、コレ??』ペチャヒチャ 『鏡!ホラ!!鏡ぃ!!!』 …と、一人の女子高生が みきと名乗る女子高生に手鏡を渡す。 『!!!!!!?』 『血がっ…ちぃ…ちぃ…』 『あぁ…あ…あぁ…』 手鏡が地面に落ちてゆく… がしゃっ…とたちまち手鏡が割れた。 すると…二人の女子高生の足に、 飛び散ったガラスが足に引っ掻くと 女子高生の二人は想像できないほどの激しい出血を起こし… 『『あ゙あぁ゙ぁぁあぁぁ゙ああ゙ぁぁ!!』』 腐りきり、その場にふわっ…と倒れた。 多分、血液が万遍なくデリートされ、 軽くなったのだろう…。 すると、さっき女子高生達の前を 去った筈のカラスが舞い戻ってきた。 「ブラッド回収…No.188826とNo.188827…」 前へ |次へ |
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