《MUMEI》

「私は…。」


瑠姫麗が話し出したので、勳羅は立ち止まり瑠姫麗を見た。


瑠姫麗は下を向いたまま、喋り出した。


「私は、吸血鬼、愁浪が許せない、だから殺す。協会にいる奴は皆、吸血鬼を憎んでいる奴らだ。

お前ん所はどういう奴らで構成されているんだ?」


瑠姫麗は顔を上げ、勳羅の目を捉えた。


勳羅は瑠姫麗と目を合わせたまま、優しい笑みで答えた。

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