《MUMEI》 勳羅は少し間を空けてから、答えた。 「もちろん、ありますよ。」 瑠姫麗は意外という顔をし、勳羅を見た。 「では私はここで失礼します。 綺嘉君はあなたたちに殺らせませんよ。 良く考えてみて下さい。」 勳羅はドアを開け、瑠姫麗を見ずに出て行った。 ドアの外に出ると、ここまで案内してくれて眼鏡をかけた男が姿勢正しくたって待っていた。 前へ |次へ |
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