《MUMEI》

ドラミは余りにも不可解な現象を目の当たりにし、只呆然とその場に立ちすくむだけだった…。



――…パラパラパラ…


携帯電話の残骸は粉々に破砕されると、虚空から床に散りばめられるように落ちていった……。



「――…其所に誰か居るの!?」


ドラミはその様子を見届けると、只ならぬ気配に思わず身構えた。



――…これもキラの力なの…!?


そんなドラミの疑問を嘲笑うかの如く――…


…そのポルターガイストのような現象は、それ以降プツりと鳴りを潜め…


…静寂だけが支配する地下室の暗闇が、ドラミを包み込んでいた――…。



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