《MUMEI》 くまくんは、暫く考えていたが…結局何にも言わなかった。 …良いんだよ、くまくん。小夜子さんとくまくんの絆は、凄く深い事は知ってるから… 寂しく思うのは、私のワガママだね。 ジン…?ジンジン…!「あれ?…あ…」 痛い…なんか…痛いような…?う…ん? 「どうしたぽ?」 「あ…なんか、お腹が張ってきた、アッタタタッ…まさか…ね」 「大丈夫っぽ?」 「あはは…陣痛が来たみたい…くまくん、産まれるかも(笑)」 「ヒェ〜、大変だぽ、どうするぽ?」 私は、用意してあったお産入院セットを持って、タクシーを呼んだ。 夫の携帯にメールも入れておいた。そして、くまくんを連れて、病院へと向かった。 前へ |次へ |
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