《MUMEI》

私は、くまくんを抱きしめて、陣痛の痛みに耐えた。


病院に着いた時には、子宮口は随分、開いていて、すぐに分娩室へ通された。


「はい〜もう少しですよ〜頑張って〜。」
助産婦さんが、声をかける。


「う…う〜ん…はっ…はっはあ〜」


「オギャア…アァ…」

う、産まれた?!


「おめでとうございます、元気な女の子ですよ。」


「あ、ありがとうございます。」


助産婦さんが、赤ちゃんを私の横に寝かしてくれた。


手をバタバタと動かしている。と…なんだ?右手首に青い模様みたいのがある。良く見ると、それは、ハート型のアザだった。まさか…小夜子さん?


私の赤ちゃんに、生まれ変わったの?ウソ〜〜!!!

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