《MUMEI》
※それぞれの幸せ。
語り手は妊婦。


ある日曜の昼下がり。


何気なく公園を散歩していると、幸せそうな家族を見かけた。


パパと息子がキャッチボールをしているそばで、ママが笑っている…。


“私ももうすぐママになる…あんな幸せそうな家族になれるといいな〜。”


なんて思った。


しばらく遠目からその家族を見ていたら、気が付いた。


その家族のパパが、学生時代に私と、付き合っていた元彼だったと…。


別れてから10年以上経っていた…。


お互い別の人と結婚して“親”になる歳なんだな…。


何だか可笑しかった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫