《MUMEI》 陽桜 瞳とある女子公立高校 ここに一人のリメンバーズのメンバーの一人がいた。 陽桜瞳。 学年は3年で学級委員長だった。 2時間目ころ、高校に一人の客が学校に入ってきた。 「あの〜すいません、ここの学校に陽桜瞳さんはいますよね?」 夢山滝だった。 事務室を訪ねていたらしい。 「滝・・・さんね。ちょっと待って。今読んでみます」 「はい」 そして、瞳を呼んでくれた。 「この人は?」 「申し遅れた。俺は夢山滝。能力者って言ったら分かりやすいかな」 瞳はファンタジーにはあまり興味を示さない。 その上現実主義者だった。 「あなたは一体私に何をしようとする気!?」 瞳はもちろん驚いていた。 「君は・・・能力者なんだよ」 「うそよ!そんな現実にあるわけないじゃない!」 「これでも?」 滝は炎状のボールを手のひらの上に現し、窓へ放り込んだ。 周囲の人もさぞ驚いたろう。 「凄い・・・」 「な?現実にあると証拠はあるだろう?」 「え、ええ」 瞳も驚きを隠せない。 「じゃぁ・・・検査しておこうかな」 「なんのですか?」 「能力者の」 滝は白い歯を見せ、笑った。 「え!私これから授業・・」 「大丈夫、放課後まで待ってるから」 前へ |次へ |
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