《MUMEI》

子供はリュークの後ろ姿を見届けると、徐に携帯電話を取り出した…。


そして非通知「184」の後に、ある電話番号をプッシュする…。



――…トゥルルル…トゥルルル…チャッ…!


2コールで通話は繋がった。



*「はい。こちら警察です…。」


電話の相手が名乗ると、子供は怪しげな笑みを浮かべて口を開いた――…。



『もしもし?…一昨日、野比のび助さんの家を爆破した犯人が、練馬区○○の骨川さんの家にいます…。


…黄色いネコ型ロボットです―――…。』



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