《MUMEI》

「忘れ物は?」
真夜ちゃんが、ニヤニヤしながら聞いてきた。


「わりと白々しいのね、真夜ちゃんも…」


「あはっ…ウェンズディ、迎えに行くなんて死んでも言える人じゃないわよね、いっくんて。」


「お互い9年も付き合ってると、見え見えよね。」


そうなんだよね、離れていっちゃった様でも、やっぱし真夜ちゃんはあたしを、一番良く知っててくれてる友達……


ウェンズディだって、そんな友達欲しくない訳ないんだよね。


それにしても…


実際、あの子見てるとあったま来ちゃうんだ!

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