《MUMEI》

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 神夜と竹千代が内裏を離れたのは、それから三日が経った十五夜の事である。

 御簾の内には、神夜の身代わりとして夜桜がいた。

 床に入り、寝た振りをしているのである。

 二人は夜明けまでには戻って来ると言っていた。

 月が出ているとはいえ、御簾の向こうからは中の様子は分かりにくい。

 女房達には、浅葱が姫君がお休みになられているので部屋には近付かぬよう言っていた為、特に案ずる事もなかった。

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