《MUMEI》

綺嘉はふぅーと言いながら刀を消した。


「終わった終わった、塁羅帰ろうぜ。」


紫吾も銃を消した時だった。


『あっ!』


森の茂みから何かが飛んできて、紫吾は少し避けたが左腕に刺さってしまった。


「飛角さん!」


紫吾は跪いて左腕に刺さっている注射器のようなものを抜き捨てた。


注射器のような形をしたものには、何か黄緑色をした液体が半分減っていた。

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