《MUMEI》

「飛角さん、大丈夫ですか!」


塁羅は慌てて紫吾に近づき肩に手を触れた。


綺嘉は消した武器をまた出し、紫吾の前に立ち構えた。


「あぁ大丈夫だ。」


ドクン


ブッ
紫吾は口から血を吐き出してしまった。


「飛角さん!」


「紫吾!おい誰だそこにいるのは。」

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