《MUMEI》
眠り
しかし運転手は答えなかった。


そのかわりに、何か甘い香りがしてきた。


「なんだろこの良い香り香水?…ってあれ?なんか眠くなってきた…。」


別に
眠気なんてなかったのに


ましろは眠りに落ちてしまった。


運転手は寝てしまったましろを確認すると、ろうそくの火を手袋をつけたままの手で消した。


普通は焦げしてしまう手袋は、茶色くもならず焦げていなかった。

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