《MUMEI》

その様子に、もうスネオの命に残された時間が少ないことを察すると――…



「――…キラは…


…………誰なの………?」



…ドラミは疑惑の核心へと急いだ。



だが、スネオは……



「…ヒュゥ……ぃ…ぇ…な…ぃ…」



…微かに首を横に振って返答を拒んだ。



その搾り出すような声を聞いた途端、ドラミの目が涙ぐむと同時に険しくなった!



死に際までキラをかばう理由を察するに……


…それは、何かやむを得ない事情を抱えていることを窺わせる…。



…大切な何かを守るために…。

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