《MUMEI》
村長
改めて見ると家は立派で築100年ぐらいに見えた。


玄関まで来るとさすがに、勝手に入ってはダメだよねと思いインターホンを押した。


すると、小走りで走ってくる音が聞こえ、玄関が開いた。


玄関から出てきたのは、美人女性だった。
ロングの黒髪を上の方で、一つに縛っている。


「あ、あの…。」


「原中ましろさんですね。お待ちしておりました。どうぞお入り下さい、村長がお待ちです。」


ましろは玄関を通り、靴をきちんと脱ぎ家の中に入った。

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