《MUMEI》

襖の前で座っていた女の人は立ち上がり、ましろに向かって歩き出した。


「説明?それなら大丈夫だ。あっちで説明してくれる。」


「あっち?誰にですか?」


するとましろの肩に、朝香は手を置いた。


ましろは反射的に朝香の顔を見た。


「これからは、殺人村で暮らすんだよ。」


最初に聞いた優しい村長の声が聞こえ、ましろは村長を見た。


顔も優しい笑顔に戻っていた。

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