《MUMEI》 それは1辺が5センチくらいの四角いパッチ(貼り薬)だった。 これを貼られた人物は、影でコソコソ働いている悪事を自ら開け広げに暴露してしまうのだ。 まさに一種の“自白剤”のような秘密道具である。 ドラミは、ゆっくりとスネオの傍らにしゃがみこむと、涙に濡れるその頬にウラオモテックスを貼った…。 すると――… 「…ぁ…ヒュゥ…ぁ……僕ハ……」 …スネオの口が震えながら“真実”を語り始めた――…。 前へ |次へ |
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