《MUMEI》

瑠姫麗は実験室から出て、自分の部屋へ歩き出した。


繻刹も瑠姫麗の横につき、歩き出した。


「繻刹、馬を用意しておけ。」


「瑠姫麗様、お一人で向かわれるのですか。」


「あぁ。これは私が決着つけなければならない、私が愁浪を殺る。」


「分かりました、一番足の速い馬を用意しておきます。」


繻刹は瑠姫麗とは反対方向に進んでいった。


瑠姫麗は高いヒールもお構いなしに、早歩きで進んでいった。

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