《MUMEI》 「瑠姫麗様!どこに行くんですか。」 女の子は不安な顔で、瑠姫麗を見つめていた。 「盗人を始末しにいくのさ。大丈夫そいつは仲間じゃないから。」 瑠姫麗はエレベーターに乗り、早歩きで入り口へと向かった。 外に出ると、繻刹が馬を連れて待っていた。 「瑠姫麗様、馬の準備は整っています。」 「あぁ。」 瑠姫麗は軽々馬に跨ぎ、繻刹に何も言わず走っていってしまった。 繻刹は深々とお辞儀をした。 前へ |次へ |
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