《MUMEI》

「死ねーー!」


「蓮邊さん!」


綺嘉は愁浪に向かって刀を振り下ろした。


しかし愁浪はニヤリと笑い、素手で刀を受け止めた。


「なに!」


「綺嘉、どんな風に母さんが死んだか知りたくないか?お前が気絶している間に何があったのか。


それとどうして吸血鬼の血は吸ってはいけないのだと知りたくないか?」


また愁浪はニヤリと笑った。

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