《MUMEI》 最後の戦い『ソロソロ、ショウメツノジカンダワ。クロノイインチョウヲ、オイツメテルノ。オネガイ、ミンナノカタキヲトッテ…。』 ユウは、力強く 頷いた。 「じゃ、行ってくる。すぐ戻るから、待ってるんだよ。」 『エエ、イッテラッシャイ、キヲツケテネ。』 ユウは ユラリと消えた。 ノラは ゲルド長官の居る部屋の 磁場を 一時的に解除した。 彼は 部屋に侵入した。 「くっ、死に損ないが、何しにやってきた。J…、俺を守れ。」 Jと呼ばれる能力者は、磁場が解けた一瞬に部屋に入った。 ユウは、空中から静かに 二人を 見下ろしていた。 いつもの 優しい顔では、なかった。 身体全体から、赤黒いオーラを発して、金色の瞳を妖しく光らせていた。 「終わりだよ、黒の院長。全て…ね。」 ユウは、全ての力を、二人に ぶつけた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |