《MUMEI》
映画のお供は、ポップコーン
―「なんでだよ!
どうしたんだよ!」―

暗闇の中にただ1つ光るスクリーン


主人公らしき男が、ヒロインらしき女の肩を揺する。



明らかに定番‥


今日は友達に無理矢理映画を付き合わされてる。



「はあ」



チラリと見た友人の横顔は真剣そのもの。

テストの時でさえそんな顔はしないのに‥



「はあ‥」



あたしはスクリーンから視線を外し、
さっき買ったポップコーンに手を伸ばした。


口に含んだポップコーンは、
少し辛めのこしょうな味。




映画はまだまだ続きそう‥。




あたしは又短く溜め息をついて、
つまらないスクリーンをまた見始めた。








映画のお供は、ポップコーン




―――――――――――――

栄は飽きっぽいのです(笑)

前へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫