《MUMEI》 映画のお供は、ポップコーン―「なんでだよ! どうしたんだよ!」― 暗闇の中にただ1つ光るスクリーン 主人公らしき男が、ヒロインらしき女の肩を揺する。 明らかに定番‥ 今日は友達に無理矢理映画を付き合わされてる。 「はあ」 チラリと見た友人の横顔は真剣そのもの。 テストの時でさえそんな顔はしないのに‥ 「はあ‥」 あたしはスクリーンから視線を外し、 さっき買ったポップコーンに手を伸ばした。 口に含んだポップコーンは、 少し辛めのこしょうな味。 映画はまだまだ続きそう‥。 あたしは又短く溜め息をついて、 つまらないスクリーンをまた見始めた。 映画のお供は、ポップコーン ――――――――――――― 栄は飽きっぽいのです(笑) 前へ |
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