《MUMEI》
家=部屋
「出発しますね。」


「はい、お願いします。」


朝香が、運転する車で村長の家を出て門を左に曲がった。


村長の家を出てからも、他の家は見えなくましろは森を見ていた。


数10分もすると車は減速していき、止まった。


ましろは身を乗り出し、何があるのかを見てみた。


そこには平屋建ての普通の白い木造の家が建っていた。


外観はとても綺麗で新築の家のようだった。

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