《MUMEI》

「つきました。ここがましろさんの部屋です。」


「ここが…。あの…私、誰かと同居するんですか?」


「いいえ、ここはましろさんだけの部屋ですよ。誰とも同居はしませんよ。」


「私だけの部屋?でも、どうみても外観は家ですよ…ここ…。」


「とりあえず、中に入ってみませんか?」


「あ、はい。」


朝香はエンジンを切り、車から降りた。


ましろも朝香に続き、車から降りた。

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