《MUMEI》

朝香と一緒に玄関の所まで行ってみると、見覚えのある自転車が置いてあった。


ピンク色の自転車…
私の
持っている自転車と
同じだった。


偶然だよね…


「ましろさん。」


「はい。」


朝香はましろに鍵を渡した。

鍵は何も飾りはなく、普通の銀色の鍵だった。


「あのこの鍵は?」


「ましろさんの部屋の鍵です。さぁ、開けてください。」


「えっ?私、開けられませんよ。だってここには初めて来たんですよ。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫