《MUMEI》 朝香と一緒に玄関の所まで行ってみると、見覚えのある自転車が置いてあった。 ピンク色の自転車… 私の 持っている自転車と 同じだった。 偶然だよね… 「ましろさん。」 「はい。」 朝香はましろに鍵を渡した。 鍵は何も飾りはなく、普通の銀色の鍵だった。 「あのこの鍵は?」 「ましろさんの部屋の鍵です。さぁ、開けてください。」 「えっ?私、開けられませんよ。だってここには初めて来たんですよ。」 前へ |次へ |
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