《MUMEI》
交通事故
高橋 真央(たかはし まお
高校2年生。

私は、仏壇の前で手を合わせていた。

3ヶ月前ー

ドタドタドタッ
私はすごい勢いで階段を駆け下りる。
「拓海ー!!!!!」
「んだよ。朝っぱらから・・・」

拓海は私と1歳離れた姉弟。
生意気で、バカでどーしようもない弟。


「拓海、まぁた私の部屋に勝手に入ったでしょ!!!!」
拓海は面倒くさそーに、頭をかきながら、
「うん。」
と返事をした。

パコーーンッッ!!
私は、はいていたスリッパで思いっきり、拓海の頭をたたいた。

「ってー!!なにすんだよ!!」
拓海は頭をおさえながら言った。
「『何すんだよ!』じゃないでしょ!!??あっれほど言っておいたのに!!」
「まぁまぁ、真央。朝ごはん、できてるわよ。」
「・・・・。はぁい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「気をつけてね。」
お母さんは毎日朝、学校へ行くときにそういう。
「ぉう。」
と軽く返事をする拓海。


私たちは毎日一緒に学校へ行ってる。
何でだろう?自分でも不思議に思っちゃう。

「ほれ。とっとと乗れ。」
「ほいほい。」
私は自転車の後ろに立って乗った。

この時、立って乗らなければ良かった・・・。
なんて今さら思えない。

「いっくぞー!!」
拓海は自転車をおもいっきりこぎ始めた。
「ちょ、ちょっと危ないって!!」
もうそのときには遅かった。
気がついたら、血だらけの拓海がたおれていた。
「ぃ・・・・イヤーーー!!!!!」

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