《MUMEI》

飲まず食わず
ずっと歩き続けた俺は
木に寄りかかって
寝てしまった




何か冷たいのが体に当たり、俺は目を覚ました。


空はどんより暗く、大量の雨が降ってきていた。


「あっ、一つ…。また美味しそうな血見つけた。」


すると雨に濡れた、妹の由々壬の血を吸った化け物が木々の間から出てきた。


「あっ…あっ…。」


俺は腰を抜かし、立ち上がれず声が出なかった。

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