《MUMEI》
〈第十四話〉二匹のわんこ
私達はいつも、一緒だったね。生まれてから…君が居なくなるまでは…。


「オジサン、この仔犬にする。」


その男の子は、私を抱き上げた。


…何?遊んでくれるの?あ、まって、アノコも一緒に、連れて来て…。


生まれてから、3ヶ月〜育ち過ぎて、売れ残りの二匹の仔犬。


いつも一緒にいたアノコ。


私の方を見て、鼻を鳴らした。クゥ〜ン…
「どっか行くのか?寂しい…離れたくない。」


そんな顔をしていた。

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