《MUMEI》 とうとう、男の子の家まで、着いてきてしまった。 …クゥ〜ン、キュュウ〜ン… 箱から出された、私とアノコは、二匹でじゃれあった。 まるで、離れたくない、一緒に居たい、とアピールするように… 男の子が、二匹とも、飼いたいと懇願していた。 夜になり、お父さんと呼ばれる男の人が、やってきた。 私とアノコを見て、フゥ〜とため息をついた。 段ボールの中で、抱き合って眠る私とアノコ。幸せな夢を見ていた。 前へ |次へ |
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