《MUMEI》 ≪スタ‥≫ ≪ぼふ‥っ≫ 黒兎は ウチをベッドに座らせて 跪いた。 「怪我はどこだ」 「ぇ、ええからっ///」 「さっさとしろ」 「‥‥‥‥っ///」 「此所か‥」 黒兎は‥ 器用に 包帯を巻いてくれた。 「これで大丈夫だろう」 ほんの少し 優しい感じに笑うて ウチの頭を撫でてから‥ 黒兎は 包帯を片付け始めた。 「ぉ‥おーきにな‥///」 ウチが言うと 黒兎は立ち上がって‥ ウチの頭に ポンッと手ぇ置いて‥ 何かあったら呼べ そない言うて出て行った──。 前へ |次へ |
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