《MUMEI》
初夢
ここは東京だと思う。確信が持てないのは自分が田舎者だからだろうか。それとも目の前の光景のせいか。
絶望的な景色だった。オフィス街は炎に包まれ、東京タワーは上半分が無くなっていた。
原因はすぐにわかった。地震などの自然的要因でもなく、テロなどの人的要因でもない。目の前で轟音を響かせる二つ異形のせいだ。
異形の一つはロボットだった。人型の。なにかのアニメに出てきそうな。
もう一つの異形はドラゴンだった。黒くて。なにかのゲームに出てきそうな。
そこまで認識して俺は目を覚ました。縁起が良いんだか悪いんだかよくわからない初夢だな、と思いながらまぶたを閉じた。
彼、赤城 琴の初夢はただの初夢では終わってくれなかった。
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