《MUMEI》
反省
俺は、休憩を兼ねて峠を下り、いつもの自販機に止まった。

コーヒーを飲みながら、
(ちょっとやり過ぎたかな…
大人気なかったかなぁ…
もし、あいつが相手にしてくれなくなったらどうしょう…)

少し反省した。

その時、おれのポケットで携帯が鳴った。

携帯を開くと、地元の友人、(信二)からのメールだった。

『久しぶり。お前最近〇〇峠走ってないか?
バイク屋行ったら、最近バカッ速の他県のZXRが出没してるって噂になっとるぞ。(笑)』

(あぁ、そうか、信二も【ZZR1100】乗ってるもんなぁ…)

『おぅ、久しぶり。
最近、ちょこちょこ走りよるよ。
実は、今日も来てるし(笑)』

送信


その数秒後、携帯が鳴った。

「もしもし?」

「よぉ、元気か?お前、今峠?」

「おぉ、ちょっと離れた所で休憩中…」

「そうか…ちょっと時間ないか?」

「あぁ、あるよ」

「じゃあ、会って話しよや(笑)」

「じゃあ、俺昼飯も食いたいし、〇ο〇フルでいいか?」

「OK、俺も昼飯食ってないから(笑)」

「じゃあ、あとで…」
そう言って電話を切った。

タバコに火を付けて、一服した後、待ち合わせ場所に向かった。

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